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おめでとう、からあげクン。 40歳の誕生日も、やっぱり新作出してきた

おめでとう、からあげクン。 40歳の誕生日も、やっぱり新作出してきた
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からあげクンが、40歳になった。人間でいえば分別もついて落ち着いてくる年頃のはずなのに、こいつはいまだに新しい味で遊んでいる。ブラックペッパー、夢のMIX、サクッと食感——40周年だからって、しおらしくする気はまったくないらしい。

1986年に生まれたローソンの看板、からあげクン。歩きながら指でつまんで食べられるように、脂の多いもも肉ではなくヘルシーな鶏むね肉をうす衣で包む、という発想で始まった。それから40年、味のバリエーションはなんと約420種類。ご当地味やコラボ味まで含めれば、もはや何が出てきても驚かない域に達している。

そして2026年、ついに大台の40周年。記念に何をするのかと思えば、案の定というか、新しい味を立て続けに投入してきた。落ち着く気配が一切ない。そこが好きだ。

まず、この40年がすごい

からあげクン、進化の歩み

🐣
1986年 誕生
むね肉をうす衣で包む、片手でつまめるフライドフードとして登場
🧂
2002年 自然塩へ
味付けに自然塩を採用。地味だが、おいしさの土台になる改良
🇯🇵
2014年 国産若鶏に
原料を国産若鶏に限定。2026年には定番4品のアレルゲンも統一

そして2026年、「もっとも販売されている揚げたてからあげブランド」としてギネス世界記録に認定。2024年だけで累計2億8,689万8,542食という、桁を数えるのが面倒な数字を叩き出している。

40周年、新しい味で攻めてきた

記念イヤーの目玉は、春から順番に出てきた新フレーバー3種。ひとつずつ性格がちゃんと違うのが、長くやってきたブランドの余裕という感じがする。

スパイシー担当
ブラックペッパー味税込278円4月7日〜

胡椒をガツンと効かせた、大人の一箱

40周年感謝祭の第1弾として登場。黒胡椒のピリッとした刺激がしっかり効いていて、ビールが進む系。からあげクンの定番枠とは違う「夜のおつまみ」の顔を持っている。

ボリューム担当
でからあげクン 夢のMIX味税込278円4月14日〜

1粒で5つの味、しかもデカい

「で」からあげクンは、レギュラーより総重量が約50%多い大きめサイズ。そこに5種類の味を詰め込んだ欲張りな一品が、4月15日の“誕生日”に合わせて登場した。誕生日週には期間限定で5個入りが6個入りに増量され、それでいて値段は据え置き。太っ腹である。

→ いろんな味を渡り歩いているうちに、気づけばお腹いっぱい。食べ応えで満足したい日に。

食感担当
サクッと!からあげクン 塩味税込298円4月28日〜

“衣の食感”に振り切った、久々の挑戦

味ではなく衣の食感そのものに特化した商品は、なんと2000年代以来とのこと。国産若鶏むね肉に2種類の国産塩を合わせた、レギュラー基準の味。ふっくらしたいつものからあげクンとは別物の、サクッとした歯ざわりが新鮮だ。テレビ番組のジャッジ企画にも登場して話題になった。

人気が出すぎて、製造が追いつかない。2025年10月に製造ラインを増設したばかりなのに、2026年6月にさらに増やす予定だという。40歳にして、まだ生産能力を引き上げないと需要に追いつかない看板商品。なかなかいない。

COLUMN / 新作も気になる。でも結局レギュラー説

正直に言う。新フレーバーが出るたびに「お、今度はどんなだ」とワクワクして買う。買うのだが、3個目くらいで毎回ちょっと思う。「……レギュラー、食べたいな」と。

攻めた味は刺激的で楽しい。けれど、いつ食べても裏切らないあの塩味の安心感には、40年かけて積み上げた何かが詰まっている。新作を追いかけては定番に戻ってくる。その往復こそが、からあげクンとの正しい付き合い方なのかもしれない。たぶん、来月も同じことを言っている。


✦ からあげクン40年の到達点 ✦
「約420種類の味を出して、
それでも一番人気は、
名もなき“レギュラー”。」
── ギネス世界記録に認定されたブランドより

食べるだけじゃない、着られる40周年

記念イヤーということで、グッズ展開も地味に本気だ。マスコットの“妖精”をワンポイント刺繍にあしらったポロシャツ、靴下、トートバッグ、ミニタオルなど、ふだん使いできるラインナップがそろっている。からあげクンの靴下を履いて、からあげクンを買いに行く。一周回って完成された行動だと思う。

味のコラボも止まらない。お菓子の人気者ハッピーターンと手を組んだ味まで登場していて、もはや「からあげクン × 何か」は無限に成立してしまう気配すらある。40周年、まだまだ何か仕掛けてきそうだ。

✦ 40歳、まだ全然飽きさせてくれない

長く愛される商品は、ふつう「変わらないこと」で愛される。でもからあげクンは、変わらない定番を真ん中に置きながら、その周りでずっと遊び続けてきた。だから40年経っても、レジ横を見るたびに「今日は何味があるんだろう」と思える。

40周年のいまが、その遊びが一番にぎやかな時期かもしれない。新作を見かけたら、ひとまず一箱。そして数日後、きっとまたレギュラーに戻る。

📎 参考情報・出典